赤ちゃんをぐるぐる巻きにしてる写真をよく見かけるけど、かわいそうじゃないの?
ニューボーンフォトに対して、かわいそうだとか、親のエゴだと感じる方はいると思います。
私もそのうち一人でした。
ですが妻が撮りたいと言っていたので、いろいろ調べているうちに私の考えは180度変わりました。
たしかに、新生児期の赤ちゃんは非常にデリケート。
知識のないまま撮影すると赤ちゃんに無理なポージングをさせて負担をかけてしまう可能性があります。
ですが、プロのフォトグラファーにお願いすれば、赤ちゃんはリラックスして寝た状態で撮影してもらうことができます。
リラックスした我が子は、プロの技術によってとても可愛らしい顔を見せてくれました。
今では、ニューボーンフォトを撮影して良かったと心から思っています。
この記事では、実際に撮影した私だからこそ語れる、ニューボーンフォトをオススメする理由や、撮影する際のオススメの方法について解説しています。
一生のうち1ヶ月しかない新生児期。
ニューボーンフォトを撮影するか迷っている方には、この記事が撮影する決断の後押しになれば嬉しいです。
そもそも、ニューボーンフォトとは?
ニューボーンフォトとは、新生児(ニューボーン)の時期に撮影する写真のことです。
例えば、みのむしのように、おくるみに包まれたポーズは見たことがあるのではないでしょうか?
一見「ぐるぐる巻きにされてかわいそう」と思うかもしれませんが、実際はくるまれることによって安心して、気持ちよく寝ているのです。
新生児期の赤ちゃんはこの時期にしか見られない独特な雰囲気があり、写真として貴重な姿を残すことができます。
ニューボーンフォトはいつ撮影する?
新生児期、すなわち生後28日までに撮るのが一般的です。
生まれて間もない赤ちゃんは、胎内記憶でお腹の中にいたときのようなポーズをするので、新生児期の中でも、早めに撮るのが理想的だそうです。
※ただし、出生体重や出生週数により個人差があります。
我が家の双子は小さめに生まれ、1人はNICUに1ヶ月入院したため、撮影日を生後1ヶ月半経つ頃に変更。
もうニューボーンじゃないけれど、ちゃんと撮影できるかフォトグラファーさんに相談しました。
まだ新生児期頃の体重だし、双子ということで2人がくっつくとスヤスヤ寝てくれるので、チャレンジできるのではないか。
ただ、新生児期を過ぎると、動きが増えてきたり起きている時間も長くなってくるので、お子さまの体調やご機嫌を見ながら撮影しましょう。
という説明がありました。
双子ということで早く生まれる可能性があることを予約の時点から確認していたので、スムーズにご対応いただけました。
出産はスケジュール通りにいかないものですし、妊娠中に予約する場合は、撮影時期が大きくズレた場合について相談しておくと良いと思います。
撮影してわかった、ニューボーンフォトのメリット
私が感じたニューボーンフォトのメリットは、全部で4つ。
- 生まれたての貴重な姿を残すことができる
- 家族写真も撮れる
- 育児のリフレッシュになる
- 育児の勉強にもなる
新生児の時期の記念になる
ニューボーンフォトの1番の魅力は、生まれたての姿をとてもかわいく撮ることができるということです。
生まれてから28日未満一瞬で過ぎてしまう新生児期。
新生児期は2、3時間おきに授乳したり、夜も何回も起きたりして、バタバタです。
気が付いたら新生児期が終わっている…!なんてこともあり得ます。
新生児期の写真を見返してみると、
あ〜こんなに小さかったんだ!
この頃の我が子にまた会いたい!
と思うことがあります。
そんな時にニューボーンフォトを見返すと、とても幸せな気持ちになります。
赤ちゃんはあっという間に成長してしまいます。
現在生後6ヶ月になった我が子も、新生児の頃の顔とは全然違います。
新生児のときのかわいらしい姿を見られるのは、一度っきり!
貴重な新生児の姿をきれいに写真に収められれば、一生の思い出になること間違いなしです!
家族写真も撮れる
プランにもよりますが、ニューボーンフォトで写真を撮ってもらえるのは赤ちゃんだけではありません。
家族フォトも撮影することができます。
普段、赤ちゃんの写真はたくさん撮っていても家族の写真を撮影するのって結構難しいです。
うちの場合は双子ということもあり、抱っこしていると自撮りも厳しい……。
それに、赤ちゃんは肌着、自分は髪がボサボサでパジャマ、という誰にも見せられないようなショットも多かったです。
生まれたての赤ちゃんを抱っこしている姿をとても素敵に写真に残せたらいいなと思いませんか?
私は両手に2人を抱っこしている写真を撮っていただき、パパになった報告として友人に写真を送りました!
育児のリフレッシュになる
新生児期の忙しい時にわざわざ写真撮影なんて、疲れちゃうのでは?
私たちも退院後はそう思ってました。
実際にやってみると、とにかくかわいくて楽しくて、日々バタバタしている中での癒しになりました!
終わってからはずっと写真を見返して「かわいい!かわいい!」と夫婦で言っていました。
私はすぐにスマホの待ち受けにしました笑
「メイクするの面倒だな……」と言っていた妻も、当日はとてもうれしそうに笑っていました。
撮影後は「ご褒美みたいな時間だった!これからこの写真をお守りにして育児を頑張る!」と言っていました。
育児の勉強にもなる
そして、意外な発見が、育児の勉強にもなったということです。
担当いただいたフォトグラファーさんはニューボーンフォトを専門にされている方でした。
つまり、赤ちゃんをぐっすり寝かせてあげるプロ!
おくるみを巻くと気持ちよさそうに寝ていくし、少し目を開けそうな時もおでこや眉間のあたりを優しく触るとまた寝ていきました。
普段なかなか寝なくて困ることも多かった中、いとも簡単に寝かせていく技術にとにかく感動しました。
そんなフォトグラファーさんに、育児について相談できる貴重な時間ともなりました。
撮影終了後にはおくるみの巻き方を教えていただき、実践しました。
新生児期の赤ちゃんは特に寝かしつけに苦労しますので、今後の育児に活かせる技を、カメラマンさんから伝授してもらうと良いと思います。
ニューボーンフォトのデメリット・注意点
ニューボーンフォトを撮ることの大きな問題は特に感じませんでしたが、注意しないといけない点もありました。
以下の2点です。
- 必ずしも期待した写真が撮れるわけではない
- 早めのリサーチと予約が必要
必ずしも期待した写真が撮れるわけではない
衣装や雰囲気など、どんなイメージで撮りたいか撮影前に考えておくのも大切です。
調べていくうちに、こんな風な写真がいいな〜!このポーズしてほしいな〜!などいろいろイメージが膨らんでいくと思います。
しかし、あくまでも赤ちゃんの体調やご機嫌が最優先。
その日の感じによっては思ったようなポーズができなかったり、撮影途中で疲れてしまったりするかもしれません。
調べたら出てくる写真はあくまでもイメージ、と思いましょう!
我が家の場合、双子の1人がNICUから退院して間もないということで、当初のプランよりもカット数とポーズが少なく、撮影時間が短いプランに変更しました。
本当は、もっとたくさん撮ってみたい、という思いもなくはなかったですが、子どもたちの安全が第一という判断でした。
イメージももちろん大事ですが、当日我が子がどんな表情を見せてくれるのかワクワクしながら楽しんで欲しいです。
早めのリサーチと予約が必要
実際に育児をしてみて思ったのが、生まれてからリサーチをするのはかなり難しいということです。
時間があるなら寝たい!と思うこともあるし、撮影のことを調べる余裕がないかもしれません。
ましてや、短い新生児期の間に撮るとなると時間がありません。
そして予約が空いているとも限りません。
人気なフォトグラファーさんは早い時期から予約がいっぱいになっていることもあります。
私がお願いした方は、3~4ヶ月先まで予約がいっぱいでした。
生まれてから予約するのでは、その方にお願いすることはできませんでした。
ニューボーンフォトを撮りたいと考えている方は、生まれる前にリサーチして予約するのがオススメ。
安定期から予約可能、としているところも多いので、要チェックです。
ニューボーンフォトはどうやって撮る?
ニューボーンフォトについて、よくわかった!
じゃあ早速検討したいけど、どこで撮影したらいいんだろう……?
ニューボーンフォトを取る方法は全部で3種類。
- スタジオ撮影
- 出張撮影
- セルフ撮影
自宅までカメラマンさんが来てくれる、出張撮影がオススメです!
出張撮影をおすすめする理由
最近はニューボーンフォトを行っているスタジオが増えているようですが、産後まもないお母さんと生まれたての赤ちゃんの外出は、かなり負担が大きいです。
我が家ではカメラマンさんに家まで来ていただいて、ゆったりとした雰囲気で撮影できました。
衣装や機材も全て持ってきてくださるので、撮影の時間までいつも通りおうちで過ごすことができ、安心です。
120万人が使う家族アルバムアプリを手掛けている「Famm」は、出張撮影によるニューボーンフォトも行っています。
多くのフォトグラファーが登録されており、撮影場所や日時によって簡単に検索できます。
過去に撮影した写真も出てきますので、まずはお好みに合う方がいるか検索してみると良いと思います。
その他にも、Instagramで「#ニューボーンフォト」と検索すると、撮影した方やフォトグラファーの方の色んな写真が出てきます。
お好みのカメラマンさんがいるか、チェックしてみてはいかがでしょうか。
フォトグラファーを選ぶ際のチェックポイント
新生児期は赤ちゃんの中でも特にデリケートな時期です。
そんな時に撮影をするのですから細心の注意を払わなくてはいけません。
- ニューボーンフォトの撮影実績
- しっかりとした知識
- 丁寧な対応や配慮があるか
ニューボーンフォトの撮影には資格が必要という訳ではないようなので、安心安全に撮影できるかという点は、ご両親がしっかりと見極める必要があります。
上記3点に注意して、フォトグラファーさんを探すと良いでしょう。
ニューボーンフォトはセルフでは撮れない?
ニューボーンフォトって高いし、わざわざ頼まなくても自分でも撮れるんじゃないかな…?
そう思うかもしれません。
しかし、いわゆるニューボーンフォトで知られるようなポーズは、プロの知識と撮影技術によって実現されているものです。
無理なポーズや間違ったおくるみの巻き方では、赤ちゃんに負担をかけてしまいます。
例えば「ほおづえポーズ」というのがあります。
一見自然とほおづえをついているように見えますが、実はこれ、2つの写真を合成している写真なのです。
それを知らずにセルフで撮影してしまったら大変なことになります。
セルフでほおづえポーズをすると非常に危険なので、絶対にやめましょう!
セルフ撮影をする場合は、無理にニューボーンフォトらしい写真を撮ろうとするのではないく、かわいい衣装を着せてあおむけで撮る程度におさめるのがいいと思います。
いわゆるニューボーンフォト、映える写真が撮りたい!という場合は、必ずプロにお願いしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
私は子供たちが生後半年経った今、撮影してよかったと心から思っております。
ニューボーンフォトの写真を見返すと、生まれたばかりの時の気持ちを思い返すことができる。
育児はしんどいときも多いけれど、ニューボーンフォトを見ると元気がもらえます。
我が家ではいつでも見返せるように、家の壁に飾っています。
ニューボーンフォトに限らず、写真は日々の生活を頑張るパワーの源になる。
私はそう思います。
ニューボーンフォトは、新生児の時期にしか撮れない、貴重な写真です。
とてもおすすめなので、是非検討してみてください!
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