【体験談】双子パパが育休取得を決断するまでの心情の変化

育休を取得するかは、男性にとってとても悩むところですよね。

  • 給料が減ってしまうことが不安。。
  • 会社に育休を受け入れてもらえるか不安。。
  • 育休明けにスムーズに仕事復帰できるか不安。。

育休を取得したいと思っても、悩むことばかりだと思います。

私は、双子が生まれた2ヶ月後から6ヶ月育休を取得しました。
それも、会社で初めての男性育休です。

ただ当時を振り返って思うのは、
子どもが生まれた直後から育休を取得できればよかった」ということ。

育休ライフの中で、双子の家庭には特に育休が必要だと感じました。

この記事では、私がなぜ育休を取得したのか、またなぜ双子パパは育休が必要だと感じたか、
当時の心情の変化を振り返りました。

育休を取得するか悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

目次

もともとは育休を取得する気はなかった

当初は育休を取得することに消極的でした。

会社の特別休暇と有給休暇を使った3週間の休みだけで乗り切るつもりでした。
妻は元から1年間の育休を取得する予定でしたが、私も6ヶ月育休を取るなんて、全く頭にありませんでした。

というのも、最初の頃は

もってぃ

3週間休みをとれれば十分対応できる!

と考えていたところが大きかったです。
そのように考えていた理由について説明します。

妻が保育士

私の妻は保育士として働いています。

うちは双子なので同時に面倒をみる人数は二人ですが、保育園ではもっとたくさんのお子さんを見なければいけません。

もってぃ

保育園で1人当たりもっとたくさんの子どもたちの面倒を見てるんだし、大丈夫っしょ!

そんな甘い考えが、当初はありました。

お金を稼がなければ…と思っていた

家族が新しく増えるわけなので、当然支出も増えますよね。

特に、双子の場合は通常の2倍かかります。

育休を取得すると、社会保険料が免除となるものの、収入がおよそ67%にまで減ってしまいます。

家族のためには、育休を取得しないでお金を稼ぐことがベストだと考えていました。

仕事を離れることの申し訳なさを感じていた

ありがたいことに、双子ということもあり妻の妊娠中から会社にはかなりのご配慮をいただいていました。
在宅勤務を増やさせてもらったり、出張を免除してもらったり・・・
妻の近くにいられるようにたくさん配慮いただいてていました。

今まで会社に散々迷惑をかけていたのに、さらに長期休暇を取得するというのは、なかなか考えられませんでした。

しかも、私の職場は全社員70名程の小さな会社。
他の人に負担のしわ寄せがいくことが目に見えていました。

個人的にも、丁度新しいプロジェクトに参画されたばかり。

本腰を入れて仕事に取り組みたい、と思っていたのも事実です。

育休を取得することにした決め手

このように育休を取得することに消極的だった私ですが、その考えは大きく変わりました。

きっかけは、3週間の休暇で実際に育児を行ったことでした。

人手の足りなさを感じた

双子育児を行って痛感したのは、子ども一人に対して大人は最低一人は必要だということ。

おむつ替え、ミルク、泣いている時、いずれも1人で同時に2人のお世話をするのはかなり難しいです。

育休を取得するまで在宅勤務をしていた期間がありましたが、授乳やおむつ替えのタイミングは一旦仕事を中断していました。
授乳しながら打ち合わせに参加したこともあるくらいです。(本当は良くないですが・・・)

生後5ヶ月が経って改めて当時を振り返ると、育休を取得する前の記憶が殆どありません
それくらい、毎日くたくたになりながら、育児に奔走していました。
この状態で私が仕事復帰して妻1人にお願いすることは、到底考えられませんでした。

お互いの親に手伝ってもらう選択肢もありますが、全員働いており、
手厚いケアを受けることは困難でした。

また妻は保育士ではあるものの、仕事とは勝手が全く違うようでした。
仕事では日中働いたら家に帰って休めますが、自分の子どもではそうはいきません。
24時間ずっとお世話しないといけないのが大きな違いです。

2人で力を合わせて頑張らなければ!と一致団結する意味で、育休取得前の休暇は貴重な経験でした。

妻の疲労が限界に近かった

出産は、お母さんの体に交通事故による怪我を受けたのと同程度の衝撃があるそうです。
そのため、出産から6~8週間を「産褥期」といい、しっかりと体を休めてもらう必要があります。

しかし、

  • 双子のうち一人が1ヶ月NICUに入っており、毎日病院に行く必要があったこと
  • 親からのサポートがほぼ受けられず、夫婦二人で頑張らなければいけなかったこと

これらのことから、産褥期に妻に休んでもらうことは、ほぼできませんでした。
妻は体力的にも、精神的にも限界でした。

もってぃ

このまま本格的に仕事に復帰して、妻にワンオペさせてしまうとそのうち倒れるかもしれない…

そんな危機感もあり、育休を取得することにしました。

もっと子供と関わりたいと思った

3週間育児に奔走して感じたのは、子どもの成長はあっという間だということです。

双子が家に来た当初とは既に体の大きさだけでなく、見せる表情やできることも変わりつつありました。

もしこのまま仕事に復帰したら、成長の過程を見逃してしまうのではないか

一緒に過ごしていたら見られる二人の成長を、ほとんど見ることができずに終わってしまうのではないか

ならば、最初だけでも家族で一緒に過ごして、成長を見守っていきたい

そのように考えたのでした。

双子パパに伝えたいこと

育休を取得した経験から、育休を検討している双子のパパさんに伝えたい事は次の2点です。

双子育児には人手が必要

双子育児はおそらく皆さんの想像しているよりも大変です。

最初の3週間ではじめて育児に直面して、その大変さが身にしみました。

妻一人に双子育児を任せるのは、とても難しいと感じました。
(親からの援助を毎日受けられるのでしたら別だと思いますが)

生まれて最初の時期は特に人手が必要なので、夫婦で一緒に育児することが必要だと考えました。

子どもとの時間はプライスレス

仕事の時間は育休が終わった後でもいくらでも取れますが、子どもたちとの時間は返ってきません。

特に赤ちゃんの時期は成長が早く、気づいた頃にはあっという間に大きくなっているかもしれません。

それに、赤ちゃんの時期は大変ですが、見ているだけでとても可愛い!
子供たちと過ごしていく中で、そんな瞬間を仕事で見逃してしまうともったいないなと感じました。

このブログを通じて、少しでも育休を取得する後押しになれれば嬉しいです。

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この記事を書いた人

一卵性双生児の男の子の父。本職は建設コンサルタントで、妻は保育士。
子育てをもっと楽しく、明るく、快適に過ごすための情報を、双子育児を通じて学んだことを基に執筆しています。

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